待ちに待ったボーナス(賞与)の支給日。日々の努力が形となって報われるのは、働く上での大きな喜びです。
そんな時、ふと頭をよぎるのが「直属の上司だけでなく、会社のトップである社長にもお礼を伝えるべきだろうか?」という悩みではないでしょうか。「送らないと失礼かな?」「でも、忙しい社長にメールを送るのは逆に迷惑かも…」と、判断に迷うことも多いはずです。
この記事では、社長へのお礼メールを送るべきかどうかの具体的な判断基準から、実際に送る際にそのままコピペして使える失礼のない完璧な例文まで、分かりやすく解説します。
社長へのお礼メールは必要?送るべきか不要かの判断基準
結論からお伝えすると、ボーナスのお礼メールを社長に送ることは、ビジネス上の必須マナーではありません。しかし、送ることで「感謝の気持ち」や「今後の意欲」が伝わり、社内でのコミュニケーションを円滑にする効果があります。
送るべきか迷った際は、以下の判断基準を参考にしてください。
お礼メールを送った方が良いケース
- 社長との距離が近い中小企業: 普段から顔を合わせる機会がある場合。
- 社内文化: 過去に賞与支給時にお礼を伝える慣習がある場合。
- 社長の人柄: 社員とのコミュニケーションを重視しており、直接の声を喜ぶタイプの場合。
送らなくても問題ないケース
- 社員数が多い大企業: 数百、数千人規模で、社長が個々の社員を認識するのが難しい場合。
- ドライな社風: 外資系企業や、完全な実力主義・成果主義の文化が強い職場。
- 社長が極めて多忙: 形式的な儀礼メールを「業務の妨げ」と感じる可能性がある場合。
社長が喜ぶお礼メールの書き方と基本構成
社長にお礼を送る際は、直属の上司へのメールよりもさらに丁寧で、フォーマルな構成を意識することが大切です。
お礼メールの基本構成
- 件名: 誰からの何の用件か一目で分かるようにする。(例:賞与の御礼/営業部 氏名)
- 宛名: 会社名、役職、氏名を正確に記載する。
- 挨拶と感謝: 支給されたことへの率直な感謝を述べる。
- 今後の抱負: 感謝だけでなく、今後の仕事への意気込みを簡潔に添える。
- 結びの言葉: 相手の健康や会社の発展を願う言葉で締める。
好印象を与える4つのポイント
- タイミング: 支給日の当日、遅くとも翌日の午前中までに送るのが理想です。
- 簡潔さ: 社長は多忙です。スクロールせずに読み切れる程度の長さにまとめましょう。
- 丁寧な言葉遣い: 「ご支給いただき」「賜り」といった、敬意を払った表現を選びます。
- CCの扱い: 直属の上司をCCに入れるかどうかは社風によりますが、迷う場合は上司に一言「社長にお礼をお送りしてもよろしいでしょうか」と確認するとスムーズです。
【コピペOK】状況別の社長への賞与お礼メール例文集
状況に合わせた最適な例文を紹介します。ご自身の環境に合わせて調整して活用してください。
どんな場面でも使える基本の例文
件名:賞与ご支給の御礼(〇〇部 氏名)
代表取締役社長 〇〇様
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
この度は、賞与をご支給いただきまして、誠にありがとうございました。
日頃の未熟な私に対し、温かいご配慮を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
いただいた評価を励みに、今後も一丸となって業務に精励してまいる所存です。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
(署名)
会社の業績が良い時の喜びを共有する例文
件名:賞与の御礼(〇〇部 氏名)
代表取締役社長 〇〇様
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
本日、賞与を拝受いたしました。厚く御礼申し上げます。
今期の素晴らしい業績の結果として、このような形でお報いいただき、大変身の引き締まる思いです。
これもひとえに、社長のリーダーシップのもと、全社が一枚岩となって取り組んだ賜物と存じます。
来期もさらなる飛躍に貢献できるよう、一層の努力を重ねてまいります。
(署名)
会社の業績が厳しい中での感謝を伝える例文
件名:賞与の御礼(〇〇部 氏名)
代表取締役社長 〇〇様
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
この度は、大変厳しい経済状況の中、賞与をご支給いただき誠にありがとうございました。
社員一人ひとりへの温かいお心遣いに、深く感謝いたしております。
現状の課題を真摯に受け止め、一日も早く業績に貢献できるよう、誠心誠意努めてまいる所存です。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
(署名)
今後の意欲を強くアピールしたい時の決意表明の例文
件名:賞与の御礼と今後の抱負(〇〇部 氏名)
代表取締役社長 〇〇様
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
本日、賞与を賜りました。多大なるご配慮をいただき、誠にありがとうございます。
今期、〇〇プロジェクトにおいて目標を達成できましたのは、社長をはじめ皆様のご指導のおかげです。
今回の評価に甘んじることなく、次期は〇〇の領域でも成果を上げられるよう、より一層邁進してまいります。
引き続きのご指導を、よろしくお願い申し上げます。
(署名)
ボーナスのお礼に関するよくある質問
直属の上司へのお礼メールはどう書けばいいですか?
社長宛よりも少し具体的に、日々の業務指導に対する感謝を添えると喜ばれます。「〇〇の案件でアドバイスをいただいたおかげです」といったエピソードを盛り込むのがおすすめです。
社長から返信があったら、さらに返信すべきですか?
基本的には不要です。社長が「了解した」「期待している」といった趣旨で返信をくださった場合は、そこでやり取りを終えるのがスマートです。何度も返信を重ねることは、かえって相手の時間を奪うことになりかねません。
メールではなく、口頭で伝えるのはアリですか?
社長室の近くを通る際や、エレベーターで一緒になった際など、自然な機会があれば直接伝えるのが最も気持ちが伝わります。ただし、忙しそうにされている時は避け、一言短く伝えるようにしましょう。
お礼は不要・おかしいという意見もありますが?
「ボーナスは労働の対価なのだから、お礼を言うのはおかしい」という考え方も一理あります。しかし、ビジネスは感情を持った人間同士のやり取りです。感謝の言葉を受け取って嫌な気持ちになる社長はいません。形式に縛られすぎず、「感謝を伝えたい」という素直な気持ちを大切にしましょう。
まとめ
社長へのボーナスお礼メールは、必ずしも出さなければならないものではありません。しかし、適切な言葉で感謝を伝えることは、社会人としての誠実さを示し、良好な人間関係を築く一歩となります。
- 送るかどうか: 会社の規模や社風で判断する。
- 書き方のコツ: 「当日中」に、「簡潔」かつ「丁寧」に。
- 内容: 感謝だけでなく、「今後の抱負」を添える。
この記事の例文を参考に、あなたの状況にぴったりのメッセージを送ってみてください。その一通のメールが、社長との信頼関係を深めるきっかけになるかもしれません。



