お子様たちの結婚が決まり、両家の顔合わせ。親として喜ばしい気持ちとともに、「何を着ていけばいいのかしら?」と服装に悩むお母様も多いのではないでしょうか。特に50代となると、品格を保ちつつも、堅苦しすぎない、ちょうど良い服装選びは難しいものですよね。さらに、「なるべく費用は抑えたい」「手持ちの服で済ませたいけど、ちょうど良いものがない…」「もしかして、ユニクロのアイテムでも大丈夫?」といった現実的な悩みも出てくるかと思います。
「顔合わせ」という大切なハレの日に、ユニクロのようなファストファッションブランドの服を選ぶことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし、選び方やコーディネート次第では、ユニクロのアイテムでも十分に上品で、場にふさわしい装いをすることは可能です。
この記事では、50代の母親が顔合わせの服装を選ぶ際の基本的なマナーから、ユニクロのアイテムを上手に取り入れる方法、高見えさせるコーディネートのコツ、そして注意点まで、詳しく解説していきます。ユニクロを活用しつつ、自信を持って顔合わせ当日を迎えられるよう、ぜひ参考にしてください。
まずは基本から!50代母親の顔合わせ服装マナー
ユニクロのアイテムを選ぶ前に、まずは顔合わせという場にふさわしい服装の基本マナーを押さえておきましょう。これを理解しておくことが、失敗しない服装選びの第一歩です。
① 両家の「格」を合わせることが最重要
顔合わせの服装で最も大切なのは、両家の服装の「格」を合わせることです。片方の家がフォーマルなスーツなのに、もう片方の家がカジュアルな普段着、となると、ちぐはぐな印象になり、気まずい雰囲気になってしまう可能性があります。
事前に、相手方の母親がどのような服装を予定しているか、お子様を通じて確認し合うのが最も確実です。
「〇〇(会場名)なので、きれいめのワンピースにしようかと思っているのですが、お母様はいかがなさいますか?」
といった形で、さりげなく聞いてみましょう。両家で相談し、服装のテイスト(フォーマル度)を揃えることが、和やかな顔合わせの第一歩となります。父親の服装とも格を合わせることも忘れずに。
② 会場の雰囲気に合わせる
顔合わせが行われる場所の格式や雰囲気に合わせた服装を選ぶことも重要です。
- 高級ホテルや格式の高いレストラン:
- 服装:フォーマル度の高い服装が望ましいです。上品なワンピースにジャケット、または質の良いセットアップスーツなどが適しています。
- ユニクロ活用:もしユニクロを取り入れるなら、インナーのブラウスや、シンプルなスカートなどに留め、ジャケットやアクセサリーで「きちんと感」と「上質感」をプラスするのがおすすめです。
- 一般的なレストランや料亭:
- 服装:セミフォーマル~きれいめカジュアル程度。上品なワンピース、ブラウス+スカート(またはパンツ)の組み合わせ、セットアップなどが良いでしょう。ホテルほどかしこまる必要はありませんが、普段着すぎるのは避けましょう。
- ユニクロ活用:きれいめのワンピースや、ブラウス、スカート、パンツなどを中心に、ユニクロのアイテムを上手に活用しやすい場面です。ジャケットを羽織ると、よりきちんと感が出ます。
- 自宅:
- 服装:最もリラックスした雰囲気ですが、やはり「きちんと感」は意識したいところ。清潔感のあるきれいめなブラウスにスカートやパンツ、シンプルなワンピースなどがおすすめです。ただし、相手方がどのような服装で来るか、事前にすり合わせはしておきましょう。
- ユニクロ活用:ユニクロのきれいめアイテムが活躍しやすい場面です。ただし、部屋着に見えないよう、アクセサリーやヘアスタイルにも気を配りましょう。
会場のウェブサイトを事前にチェックして、お店の雰囲気を確認しておくのも良いでしょう。
③ 清潔感と上品さが基本(50代向けポイント)
50代の母親として、清潔感と上品さは必須です。
- 清潔感: シワや汚れのない、手入れの行き届いた服装を心がけましょう。アイロンがけは必須です。靴やバッグもきれいに磨いておきましょう。
- 上品さ: 素材感やシルエットに気を配りましょう。安っぽく見えるテカテカした素材や、体のラインが出すぎるデザインは避けます。適度なハリ感のある素材や、落ち感のきれいな素材を選ぶと上品に見えます。
④ 露出は控えめに
顔合わせはフォーマルな意味合いを持つ場ですので、過度な露出は避けましょう。
- スカート丈: 膝が隠れる丈(ミディ丈、ミモレ丈)が基本です。短すぎるスカートはNGです。ロング丈も問題ありませんが、引きずらない長さにしましょう。
- 袖丈: ノースリーブの場合は、必ずジャケットやカーディガン、ストールなどを羽織りましょう。夏場でも、肩が出ないフレンチスリーブや半袖、五分袖などを選ぶと上品です。
- 胸元: 胸元が大きく開いたデザインは避けましょう。
⑤ 派手すぎず、地味すぎない色選び
お祝いの席なので、黒一色などの暗すぎるコーディネートは避けた方が良い場合もありますが、派手すぎる色や柄も場違いな印象を与えかねません。
- おすすめの色: ベージュ、ネイビー、グレー、ライトブルー、ペールピンク、オフホワイト、淡いグリーンなど、上品で落ち着いたベーシックカラーや、柔らかなペールトーンがおすすめです。
- 避けた方が良い色: 蛍光色、原色に近い派手な色、全身真っ黒(お祝いの席には不向きな場合も)、全身白(花嫁の色とされるため避けるのが無難)など。
- 柄物: 無地が最も無難ですが、柄物を選ぶ場合は、小さめのドットやストライプ、控えめな花柄など、上品な印象のものを選びましょう。
主役はあくまで結婚する二人です。母親は、控えめでありながらも、お祝いの気持ちが伝わるような、品の良い華やかさを意識すると良いでしょう。
ユニクロは顔合わせに使える?メリット・デメリットを正直に解説
基本マナーを踏まえた上で、いよいよ「ユニクロのアイテムは顔合わせに使えるのか?」という点を考えていきましょう。結論から言うと、選び方とコーディネート次第で、十分に活用できます。
ユニクロを活用するメリット
- 手頃な価格: なんと言っても価格の手頃さが魅力です。顔合わせのためだけに高価な服を新調するのが難しい場合でも、ユニクロなら予算を抑えられます。
- ベーシックでシンプルなデザイン: ユニクロのアイテムは、ベーシックでシンプルなデザインが多く、コーディネートしやすいのが特徴です。きれいめなアイテムを選べば、顔合わせのような場にも馴染みやすいです。
- サイズ展開の豊富さ: XSから3XLなど、サイズ展開が豊富なため、自分の体型に合ったサイズを見つけやすいです。ジャストサイズを選ぶことは、きれいに着こなす上で非常に重要です。
- 試着のしやすさ: 全国に店舗が多く、気軽に試着できるため、サイズ感や素材感を実際に確認してから購入できます。
- トレンド感: ベーシックながらも、程よくトレンドを取り入れたアイテムも見つかります。
ユニクロを活用するデメリット・注意点
一方で、ユニクロのアイテムを顔合わせに使う際には、いくつか注意したい点もあります。
- カジュアルに見えやすい可能性: アイテム選びやコーディネートによっては、どうしてもカジュアルな印象が強くなってしまうことがあります。素材感やデザインをよく吟味する必要があります。
- 他の人と被る可能性: 人気アイテムは、他の参加者(特に相手方の母親)と被ってしまう可能性もゼロではありません。
- 素材感の限界: 価格を抑えている分、高級ブランドのような上質な素材感や、凝ったディテールは期待できません。特にジャケットなどは、安っぽく見えないか注意が必要です。
- 「ユニクロバレ」を気にするかどうか: 「いかにもユニクロ」と分かるような特徴的なアイテムや、全身ユニクロコーデは、人によっては気になるかもしれません。(ただし、最近は品質も向上しており、気にしない人も増えています)
これらのデメリットを理解した上で、上手にアイテムを選び、コーディネートでカバーすることが重要になります。
ユニクロで作る!50代母親向け顔合わせ上品コーデ術
ここからは、具体的にユニクロのどのアイテムを選び、どのようにコーディネートすれば、50代母親にふさわしい上品な顔合わせスタイルが作れるのか、具体的な方法とコツをご紹介します。
おすすめアイテム①:きれいめワンピース+ジャケット
ワンピースは一枚でコーディネートが完成し、女性らしく上品な印象を与えやすいため、顔合わせの服装として人気です。
- ユニクロでのワンピース選びのポイント:
- 素材: レーヨン混、クレープ素材、ポンチ素材など、落ち感や適度なハリ感があり、シワになりにくい素材を選びましょう。Tシャツ素材やスウェット素材は避けます。
- シルエット: 体のラインを拾いすぎない、Aライン、Iライン、フィット&フレアなどのきれいめなシルエットを選びます。ウエストマークできるデザインもスタイルアップ効果があります。
- 色・柄: 無地のベーシックカラー(ネイビー、ベージュ、グレーなど)や、落ち着いたペールトーンがおすすめです。柄物なら、小紋柄や幾何学模様など、上品なものを選びましょう。
- 丈・袖: 膝下丈で、袖のあるデザイン(半袖、五分袖、七分袖など)を選びます。ノースリーブの場合はジャケット必須です。
- コーディネート:
- ユニクロのワンピースに、手持ちの質の良いジャケット(ツイード、ノーカラーなど)を羽織るだけで、ぐっとフォーマル感が増し、高見えします。ジャケットはユニクロでも探せますが、素材感には特に注意しましょう。
- アクセサリー: パールネックレスや、小ぶりで上品なブローチなどをプラスすると、華やかさが加わります。
- 靴・バッグ: きれいめのパンプスと、小ぶりなハンドバッグを合わせます。
ユニクロのおすすめ例(時期により変動あり):
- コンフィールタッチワンピース
- レーヨンワンピース
- クレープジョーゼットワンピース
おすすめアイテム②:セットアップ(ジャケット+スカート/パンツ)
きちんと感があり、着回しも効くセットアップは、顔合わせに最適なスタイルの一つです。
- ユニクロでのセットアップ選びのポイント:
- 素材: ストレッチ性がありつつ、安っぽく見えない素材を選びましょう。ツイード調や、光沢の少ないマットな質感のものがおすすめです。レーヨン混なども良いでしょう。
- ジャケット: ノーカラージャケットは女性らしく上品な印象に。テーラードジャケットを選ぶ場合は、かっちりしすぎない、柔らかい素材感のものを選ぶと良いでしょう。丈は短すぎず長すぎない、バランスの良いものを選びます。
- ボトムス: スカートなら膝下丈のタイトスカートやフレアスカート。パンツなら、センタープレス入りのテーパードパンツやワイドパンツが、脚をきれいに見せ、きちんと感も出ます。
- 色: ネイビー、グレー、ベージュなどのベーシックカラーで揃えると、着回しやすく失敗が少ないです。
- コーディネート:
- インナー: ユニクロのきれいめブラウス(サテン、レーヨンなど)や、シンプルなカットソー(ただし、カジュアルすぎないもの)を合わせます。白や淡い色が顔周りを明るく見せてくれます。
- アクセサリー: シンプルなパールや、一粒ダイヤのネックレスなどが上品です。
- 靴・バッグ: パンプスとハンドバッグで、全体のトーンを合わせましょう。
ユニクロのおすすめ例(時期により変動あり):
- 感動ジャケット+感動タックパンツ/スカート
- ストレッチダブルフェイスジャケット+ナロースカート
- UVカットジャージージャケット+同素材パンツ/スカート
おすすめアイテム③:きれいめブラウス+スカート/パンツ
ジャケットを羽織らない場合や、少しカジュアルな会場の場合は、上品なブラウスとボトムスの組み合わせも素敵です。
- ユニクロでのブラウス選びのポイント:
- 素材: レーヨン、サテン、ジョーゼット、とろみ感のあるポリエステルなど、光沢や落ち感のある素材を選ぶと高見えします。綿やリネンはカジュアルに見えやすいので避けた方が無難です。
- デザイン: シンプルな無地が基本ですが、ボウタイ付き、ギャザー入り、タック入りなど、顔周りが華やかになるデザインもおすすめです。ただし、フリルが過剰なものや、透け感が強すぎるものは避けましょう。
- 色: 白、オフホワイト、ベージュ、ライトブルー、ペールピンクなど、顔映りの良い明るい色を選びましょう。
- ユニクロでのボトムス選びのポイント:
- スカート: 膝下丈のフレアスカート、プリーツスカート、タイトスカートなど。ハリのある素材や、揺れ感のきれいな素材を選びます。レース素材なども上品です(ただし、裏地付きで透けないもの)。
- パンツ: センタープレス入りのテーパードパンツ、アンクルパンツ、ワイドパンツなど。ストレッチが効いていても、きれいめに見える素材(レーヨン混、ポンチ素材など)を選びましょう。
- コーディネート:
- アクセサリー: ネックレスやイヤリング(ピアス)で華やかさをプラスします。
- ジャケット/カーディガン: 必要であれば、シンプルなジャケットや、きれいめのカーディガン(ハイゲージニットなど)を羽織ります。カーディガンの場合、カジュアルになりすぎないよう、ボタンを留めてきちんと感を出すなどの工夫を。
- 靴・バッグ: パンプスやきれいめのフラットシューズ、上品なハンドバッグを合わせます。
ユニクロのおすすめ例(時期により変動あり):
- レーヨンブラウス、サテンブラウス
- タックワイドパンツ、スマートアンクルパンツ
- ストレッチフレアスカート、プリーツスカート
ユニクロアイテムを高見えさせる着こなしのコツ
ユニクロのアイテムを顔合わせにふさわしく、さらに素敵に見せるためのコツをまとめました。
- 素材選びが最重要: 上記でも触れましたが、レーヨン、サテン、ジョーゼット、クレープ、エクストラファインメリノ、上質なポンチ素材など、光沢感、落ち感、適度なハリのある素材を選ぶことが高見えの最大のポイントです。逆に、Tシャツ素材、スウェット素材、ざっくりしたニット、シワになりやすい麻などは避けましょう。
- 色選びで差をつける: ベーシックカラー(黒、ネイビー、グレー、ベージュ、白)を基本にしつつ、顔映りの良いペールトーンやニュアンスカラーを取り入れると、上品で洗練された印象になります。
- サイズ感にこだわる: 必ず試着し、ジャストサイズを選びましょう。大きすぎるとだらしなく見え、小さすぎると安っぽく見えてしまいます。丈の長さも重要です。必要であれば、ユニクロの裾上げサービスなどを利用しましょう。
- 小物使いで格上げ: これが非常に重要です!
- アクセサリー: パールネックレス(一連または二連)、小ぶりなブローチ、上品なイヤリング(ピアス)などをプラスするだけで、ぐっとフォーマル感と華やかさが増します。アクセサリーは、100均ではなく、質の良いものを選びましょう。
- バッグ: きちんとしたレザー調または本革のハンドバッグを持つと、全体の印象が引き締まります。小ぶりで上品なデザインを選びましょう。
- 靴: きれいな状態のパンプス(ヒールは高すぎず、3〜5cm程度が歩きやすく上品)や、装飾の少ないきれいめなフラットシューズを合わせます。色は黒、ベージュ、ネイビー、グレーなどが合わせやすいです。
- アイロンがけと手入れは必須: 服にシワや汚れがあると、どんなに良い服でも台無しです。着用前には必ずアイロンをかけ、清潔な状態を保ちましょう。毛玉などもチェックします。
- ヘアメイクと姿勢: 服装だけでなく、清潔感のあるヘアスタイルと、年齢に合ったナチュラルで品のあるメイクも重要です。そして、背筋を伸ばした美しい姿勢を心がけることが、何よりの「高見え」の秘訣です。
これらの点を意識すれば、ユニクロのアイテムを上手に取り入れつつ、50代母親として自信を持って顔合わせに臨める、上品なコーディネートが完成します。
ユニクロ以外での選択肢も検討しよう
もちろん、ユニクロだけにこだわる必要はありません。他の選択肢も検討してみましょう。
- 手持ちのきれいめな服を活用: クローゼットの中に、顔合わせに着ていけそうなワンピースやセットアップ、ブラウスなどが眠っていませんか? 一度手持ちの服をチェックしてみましょう。小物を新調するだけでも、印象が変わります。
- 他のプチプラブランド(GU、ZARA、PLSTなど): ユニクロ以外にも、GUやZARA、PLST(プラステ)など、きれいめなアイテムが見つかるプチプラブランドはあります。デザイン性が高いものもあるので、比較検討してみるのも良いでしょう。
- 百貨店、セレクトショップ: 予算に余裕があれば、やはり百貨店やセレクトショップのフォーマルウェアコーナーなどで、質の良いものを選ぶのが確実です。店員さんに相談しながら、自分に似合う一着を見つけられます。
- レンタルサービス: 顔合わせのためだけに服を購入するのに抵抗がある場合は、ファッションレンタルサービスを利用するのも一つの方法です。質の良いフォーマルウェアを、必要な時だけ借りることができます。
無理にユニクロで揃えようとせず、予算や手持ちの服、好みに合わせて、最適な方法を選びましょう。
Q&A|50代母親の顔合わせ服装に関するよくある質問
顔合わせの服装について、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
アクセサリーはどんなものが良いですか?派手すぎはNG?
上品で控えめなものを選ぶのが基本です。
- ネックレス: 一連または二連のパールネックレスは、どんな服装にも合わせやすく、上品な印象になるので最もおすすめです。小ぶりな一粒ダイヤや、シンプルなゴールド/シルバーチェーンのネックレスなども良いでしょう。ジャラジャラと音がするものや、大ぶりすぎるデザインは避けます。
- イヤリング/ピアス: ネックレスとテイストを合わせ、小ぶりで揺れないタイプが上品です。パールや小さな石が付いたものなどがおすすめです。
- ブローチ: ジャケットやワンピースの胸元に、小ぶりで上品なブローチを一つ付けると、華やかさがプラスされます。
- 指輪: 結婚指輪以外に付ける場合は、華美すぎないシンプルなデザインのものを選びましょう。
全体的に、派手すぎず、さりげなく華やかさを添える程度を心がけましょう。アクセサリーの数も、ネックレスとイヤリング(ピアス)程度に留めるのがバランスが良いです。
バッグや靴はどんなものを選べばいいですか?
服装に合わせて、上品できちんとした印象のものを選びましょう。
- バッグ:
- 素材: レザー調または本革が基本です。布製やナイロン製、ビニール製などはカジュアルすぎるので避けましょう。
- サイズ: 大きすぎるものは避け、小ぶり〜中程度のハンドバッグがおすすめです。貴重品や最低限の化粧品が入る程度の大きさが目安です。ショルダーバッグよりもハンドバッグの方がフォーマル感が出ます。
- 色: 服装に合わせやすい、黒、ネイビー、ベージュ、グレーなどのベーシックカラーがおすすめです。
- デザイン: シンプルで装飾の少ないものを選びましょう。ブランドロゴが大きく目立つものは避けた方が無難な場合もあります。
- 靴:
- 種類: パンプスが最もフォーマルで適しています。ヒールの高さは3〜5cm程度が、歩きやすく上品に見えます。高すぎるヒールやピンヒールは避けましょう。つま先やかかとが出るオープントゥやサンダル、ミュールはカジュアルなのでNGです。きれいめなデザインであれば、上品なフラットシューズでも問題ない場合もあります(会場の格による)。ブーツも避けましょう。
- 素材: スムースレザーやスエード調などが上品です。エナメル素材も華やかですが、派手すぎないデザインを選びましょう。
- 色: 黒、ベージュ、ネイビー、グレーなど、服装やバッグの色と合わせるとまとまりが出ます。
- ストッキング: 必ず着用しましょう。肌色のナチュラルなものが基本です。黒ストッキングはお祝いの席には不向きとされることが多いです。
バッグも靴も、事前に汚れを落とし、きれいな状態にしておくことが大切です。
父親(50代)の服装とのバランスはどう考えればいいですか?
母親の服装と父親の服装の「格」を合わせることが重要です。
- 父親がスーツ(ダークスーツなど)の場合: 母親もワンピース+ジャケットやセットアップスーツなど、フォーマル度の高い服装を選ぶのがバランスが良いです。
- 父親がジャケット+パンツスタイル(ジャケパン)の場合: 母親もきれいめワンピースや、ブラウス+スカート/パンツにジャケットを羽織る程度など、少しだけカジュアルダウンしても良いでしょう。
- 両家で事前に相談: 母親同士だけでなく、父親も含めて両家でどのような服装にするか、事前に話し合っておくと安心です。
夫婦で並んだ時に、ちぐはぐに見えないように意識しましょう。
夏や冬など、季節ごとの服装のポイントはありますか?
季節に合わせて素材や色、羽織りものなどを調整しましょう。
- 夏:
- 素材: リネン混(ただしシワに注意)、薄手のコットン(ただしカジュアルすぎないもの)、レース、シフォン、ジョーゼットなど、涼しげで通気性の良い素材を選びます。ただし、透けすぎないように注意が必要です。
- 色: ライトブルー、ミントグリーン、オフホワイト、ベージュなど、爽やかな明るい色がおすすめです。
- 袖: ノースリーブの場合は必ずカーディガンやジャケット、ストールなどを羽織ります。半袖やフレンチスリーブなども良いでしょう。
- 冷房対策: 屋内は冷房が効いていることが多いので、羽織れるものは必ず用意しましょう。
- 冬:
- 素材: ウール、カシミヤ混、ツイード、ベロア、厚手のポンチ素材など、暖かみのある素材を選びます。
- 色: ボルドー、ダークグリーン、ネイビー、グレー、ブラウンなど、深みのある色や温かみのある色が季節感に合います。
- 重ね着: ブラウスの上にカーディガンやジャケットを重ねたり、ワンピースにジャケットを合わせたりして、暖かさとフォーマル感を両立させましょう。インナーに保温性の高いもの(ユニクロのヒートテックなど、ただし見えないように)を着るのも良いでしょう。
- コート: 会場に入る前に脱ぎますが、コートもウールなどのきれいめなデザインのものを選びましょう。ダウンコートはカジュアルすぎる場合があります。
- タイツ: 寒い場合はストッキングの代わりに厚手のタイツを履いても良いですが、あまりカジュアルに見えない、デニール数が低めで透け感のあるものや、ラメ入りなど、上品に見えるものを選びましょう。色は黒やダークグレーなどが無難です。
季節感を意識しつつも、基本となる「上品さ」「清潔感」「控えめな露出」といったマナーは常に守るようにしましょう。
まとめ
50代の母親が顔合わせの服装を選ぶ際は、まず両家の「格」を合わせること、会場の雰囲気に合わせること、そして清潔感と上品さを大切にすることが基本です。
ユニクロのアイテムを顔合わせの服装に取り入れることは、選び方とコーディネート次第で十分に可能です。
- ユニクロ活用のポイント:
- 素材選び: レーヨン、サテン、きれいめなポリエステルなど、高見えする素材を選ぶ。
- デザイン: シンプルでベーシックなものを選ぶ。
- サイズ感: 必ず試着してジャストサイズを選ぶ。
- 高見えのコツ: アクセサリー、バッグ、靴などの小物で上質感をプラスし、全体の印象を引き締める。アイロンがけなど手入れも重要。
ワンピース+ジャケット、セットアップ、きれいめブラウス+ボトムスなど、ユニクロのアイテムを上手に組み合わせることで、上品で場にふさわしいコーディネートが完成します。
ただし、ユニクロにはカジュアルに見えやすい、他の人と被る可能性があるといった側面もあるため、仕上がりの美しさや個性を重視する場合は、手持ちの服の活用、他のブランドの検討、レンタルの利用なども視野に入れると良いでしょう。
何よりも大切なのは、マナーを守りつつ、自分自身が自信を持ってその場にいられる服装を選ぶことです。周りの目を気にしすぎる必要はありません。この記事を参考に、あなたらしい素敵な装いで、お子様たちの門出となる大切な顔合わせの日を、笑顔で迎えてくださいね。