2024年4月、おなじみの「Tポイント」が三井住友カードなどが提供する「Vポイント」と統合し、青と黄色の新しいロゴの「Vポイント」に生まれ変わりました。
これを受けて、「昔から使っているTカードも、クレジットカードのVポイントも両方持ってるけど、ポイントはどうなるの?」「何か手続きをしないと損をしてしまうの?」と、疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな「両方持っている」方のために、それぞれのポイントを一つにまとめる「ID連携」の簡単なやり方と、連携することで得られる大きなメリットを分かりやすく解説します。
結論:両方持っている人は「ID連携」をすればOK!
2024年4月22日より、TポイントはSMBCグループのVポイントと統合しました。
これまで別々だったポイント(Tポイントと、三井住友カードなどで貯まるVポイント)を一つにまとめるために必要な手続きが「ID連携」です。
この簡単な手続きを行うだけで、あなたの持っているポイントが無駄なく活用できるようになります。逆に、ID連携をしないとポイントが合算されず、せっかくのメリットを活かせないので、早めに済ませておくことをおすすめします。
なぜ連携すべき?ID連携の3つの大きなメリット
「手続きは少し面倒…」と感じるかもしれませんが、ID連携にはそれを上回る3つの大きなメリットがあります。
メリット1:別々だったポイント残高が「合算」される
ID連携を行うと、あなたが今まで貯めてきたTポイントとVポイントの残高が自動的に一つに合算されます。
「Tポイントは500pt、Vポイントは300pt」といったようにバラバラだったポイントが、「Vポイントとして800pt」にまとまるため、より大きな買い物にも使いやすくなります。
メリット2:使えるお店が爆発的に増える(Tポイント加盟店+Visa加盟店)
これまでは、TポイントはTポイントの加盟店で、Vポイントは主にカード支払いへの充当などでしか使えませんでした。
ID連携後は、合算されたVポイントを「Tポイント提携先」と「Visa加盟店」の両方で使えるようになります。
- Tポイント提携先で: 全国のファミリーマート、すき家、ウエルシアなどで、これまで通り1ポイント=1円として使える。
- Visa加盟店で: スマホアプリ「VポイントPay」を使えば、コンビニやスーパー、ネットショッピングなど、世界中のVisaが使えるお店で1ポイント=1円として支払いに利用可能。
使える場所が飛躍的に増えるのが、最大のメリットです。
メリッ- -ト3:ポイントの「二重取り」が可能になる
ID連携後、Vポイント提携先(旧Tポイント提携先)でポイントの「二重取り」ができるようになります。
【二重取りの例】
ファミリーマートでの買い物で…
- レジでVポイントカード(旧Tカード)を提示して、ショッピングポイントを貯める(200円につき1pt)。
- 支払いを三井住友カードのタッチ決済で行い、決済ポイントを貯める(200円につき最大7%)。
このように、カード提示とキャッシュレス決済を組み合わせることで、ポイントがザクザク貯まるようになります。
【簡単3ステップ】TポイントとVポイントのID連携(統合)手続きのやり方
手続きは、三井住友カード会員向けのスマートフォンアプリ「Vpassアプリ」から行うのが最も簡単です。
ステップ1:Vpassアプリを準備する
まず、お手持ちのスマホに「Vpassアプリ」がインストールされているか確認し、最新版にアップデートしておきましょう。
ステップ2:アプリの指示に従い、Tカード情報を入力する
- Vpassアプリにログインし、トップページに表示される「Vポイント」のエリアをタップします。
- 画面内に「ID連携のお手続き」といった案内が表示されるので、それをタップします。
- 画面の指示に従って進み、あなたのTカード(Vポイントカード)に登録しているYahoo! JAPAN IDでログインします。
- 連携するポイント情報を確認し、同意すれば手続きは完了です。
ステップ3:連携完了を確認する
手続きが完了すると、Vpassアプリ上でTポイントの残高とVポイントの残高が合算され、「Vポイント」として表示されるようになります。
ID連携しないとどうなる?デメリットは?
もしID連携をしなかった場合、どうなるのでしょうか。
TポイントとVポイントが合算されない
最大のデメリットは、ポイントが合算されないことです。TポイントはTポイントのまま、VポイントはVポイントのままとなり、それぞれ別々に管理・利用する必要があります。せっかく貯めたポイントを効率よく使えなくなってしまいます。
ポイントがお得に貯まるキャンペーンに参加できない
今後、新Vポイントの誕生を記念したキャンペーンなどが開催される可能性があります。こうしたキャンペーンの多くは、ID連携をしていることが参加条件になると予想されます。お得なチャンスを逃してしまうかもしれません。
よくある質問
Q. 今持っているTカードはもう使えませんか?
A. いいえ、そのまま使えます。
現在お持ちの青と黄色のTカードは、手続き不要で新しい「Vポイントカード」として引き続き利用可能です。お店で「Tポイントカードはお持ちですか?」と聞かれたら、そのまま提示してください。
Q. ID連携で手数料はかかりますか?
A. いいえ、手数料は一切かかりません。 無料で手続きできます。
Q. 家族のポイントもまとめられますか?
A. ID連携は、同一名義のカード同士でのみ可能です。ご家族のポイントをまとめたい場合は、別途「Vポイントギフト」などの機能を使って、ポイントを移行する必要があります。
Q. そもそも昔のTポイントとVポイントは何が違ったのですか?
A. 簡単に言うと、Tポイントは様々なお店で提示して貯める「共通ポイント」、Vポイントは三井住友カードなどの利用額に応じて貯まる「クレジットカードのポイント」でした。今回の統合で、この2つの特徴が一つになった形です。
まとめ
TポイントとVポイントを両方持っている方は、今すぐ「ID連携」の手続きをしましょう。
- 手続き方法: Vpassアプリから数分で完了。
- メリット: ポイントが合算され、使えるお店が激増し、二重取りも可能になる。
- やらないと損: 連携しないとポイントがバラバラのままで、お得なキャンペーンも逃す可能性が。
簡単な手続きで、あなたの「ポイ活」がもっと便利でお得になります。ぜひ、この機会にID連携を済ませて、新しいVポイントを賢く活用してください。



